公社ニュース ときめき

　１９７２年（昭和47年）に設立された電源機器（交流・直流電源）の専門メーカーで、八木アンテナ、日本アンテナ、ブロードネットマックスなど通信機器メーカーにＯＥＭ（客先ブランド）で製品を納入しています。
　同社の製品は、ＣＡＴＶなど有線テレビ用電源としては国内でも有数のシェアを誇っていますが、現下のテレビ放送の地上デジタル化による特需もあり良好な業況。「地デジ化は今現在でも10数％は対応できない地域があり対策が急がれていて、生産に追われている状況です」と中村雄一社長（58）。
　40年近い歴史の中で蓄えた優秀な技術力が、十二分に評価されての受注状況ですが、これも蕫期限付き?です。現在力を入れているのは、落雷被害を防ぐ耐雷トランス内蔵の無停電電源と自動復帰する電源ブレーカーを内蔵した電源で、社内で雷サージの高電圧試験機による全数検査により製品の信頼性を高めています。
　同社は、２年後に北千住に移転してくる東京電機大学との連携にも強い意欲を示し、現在研究・開発部門の充実に取り組んでいます。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。