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企業ナウ(足立の産業)

1998/06/15号 | 日本炭酸瓦斯(株)

創業80年、ミニガスカートリッジ生産のトップを走る

 先の長野五輪での聖火トーチや、東京ドームでの生ビール注出システムに同社が生産したガスカートリッジが使われている―。こう書いただけでも驚く人が多いはずですが、それほどの技術力を持つ企業が同社です。
 創業は大正6年(1917年)。小穴秀一氏が台東区に日本で初めて炭酸ガスの製造を開始、昭和13年(1938年)に今の地に移って来ました。同社は、このほど215頁に及ぶ80年史を編さんしましたが、それを読むと、同社の歴史が、そのまま日本の炭酸ガス、炭酸水、ガスカートリッジの歴史となっていることがわかります。
 ミニガスカートリッジ(小型高圧ガス入り容器)の用途はどんどん広がっています。飲料(炭酸水製造器、生ビール注出器)、防災(消火器、ライフジャケット、酸素補給マスク)、医療、レジャー等々。
 同社は、飛躍を期して平成4年に日本酸素(株)の資本参加を受けました。昨年6代目社長に就任した河原忠一氏(58)は、「先代の進取の精神を受け継いで、さらなる飛躍を目指したい」と話しています。
 従業員94人。資本金4億1200万円。綾瀬工場、都賀工場(栃木県)、米国工場がフル稼働。

会社名(店舗名) 日本炭酸瓦斯(株)
住所 足立区青井3-12-15
電話番号 03-3849-1571

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。