公社ニュース ときめき

　食品容器から電化、ハイテク製品に至るまで私たちの回りにはプラスチック製品があふれていますが、同社は使い済みのプラスチック製品を回収して粉砕、溶解し、ペレットと呼ばれる状態にして販売する会社です。
　昭和45年（１９５６年）の創業以来、大手食品メーカーの容器の回収とリサイクルなどを手掛けてきましたが、新聞を包むシートや結束するバンドが、そのまま大量に「燃えないゴミ」として捨てられていることに目をつけ、３年前に研究を開始、都と区の研究開発助成金を活用して、そのリサイクルシステムを完成させました。
　現在、朝日、日経、毎日の各新聞社と契約、モデルケースとして朝日新聞の都内23区にある約３００の販売店から出るシートとバンドを週１回回収し、再生品として活用する仕事を始めました。進藤善夫社長（64）は、「?限りある資源の再利用?は、時代の流れ。新たな挑戦です」「創業以来、お客さんの要望を徹底的に聞き、すぐに取り入れてきた」と胸を張ります。ここに、企業発展のカギがありそうです。
　従業員22人、資本金１、４００万円。埼玉県春日部、栃木県石橋町に工場。

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