TOP  >  企業ナウ  >  シバ製靴(株)

企業ナウ(足立の産業)

2002/03/15号 | シバ製靴(株)

高齢技術者と若手の両輪で

 昭和36年(1961年)創業からワニ、トカゲ、ニシキヘビなど爬虫類の皮を使ったおシャレで高価な紳士靴で人気を博し、「爬虫類のシバ」(柴定男社長)と呼ばれた同社は、優れた技術力を継承しつつ、時代を見据えた斬新な企画力で伸張を続けています。
 現在、売れているのが15年ほど前に独自開発した日本人の足型にフィットした幅広靴。「シバでなければできない特色ある商品を作ろうとずっと努力してきました」と柴社長(65)。この方針を支えてきたのが、他の会社などで長年働いてきて辞めた腕のあるまじめな技術者の積極的な採用。同社には、この方針で採用した60歳以上の方が、現在10数人います。「本人にも喜ばれ、会社としては技術力の維持と向上に貢献してもらえる。そして、質の良い商品を作ってお客様にも歓迎される。いい循環ですよ」。
 社長方針を支えるもう一つの要因は、フレッシュな企画力です。こちらは、長男の善弘さん(40)と次男・勝則さん(37)が中心となっています。
 柴社長は、現在、24社が加盟する城北新生靴工業会の会長、足立区工業連合会の副会長の要職について活躍中です。従業員25人、資本金1千万円。

会社名(店舗名) シバ製靴(株)
住所 足立区千住5-15-9
電話番号 03-3888-0004

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。