公社ニュース ときめき

　「一体いくらかかるのかわからず不安」という声に集約されるお葬式ですが、これまでありがちだった不明瞭な部分をなくし、「遺族が求めるもの」を引き出して「その方らしいお葬式」を追求している新しい会社です。
　社長の平岡京子さん（38）は、元は生命保険会社の総合職でしたが、仕事に戸惑いがあり、漠然と「違うことをやりたい」という思いがありました。そんな時に、区の起業家支援塾の存在を知り、受講。結局、リストラで生保会社を辞めることになった平岡さんは、父（62）が興した葬祭業を３年前に継いだのです。
　町会、自治会の利害がからむ既存の壁は厚いのですが、「遺族とのコミュニケーションを徹底してとり、その方の生き方、人間関係などを探りながら、その方にふさわしい葬儀を作り上げたい」と話します。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。