公社ニュース ときめき

　“地球温暖化の影響を次世代に押し付けない”10年以上再生エネルギー業界で、中小企業向けCO2排出量可視化サービスや太陽光発電システム導入支援を手掛ける同社が、区の創業プランコンテストで最優秀賞を受賞しました。
　代表取締役の西村さんは、IT企業や再生可能エネルギー業界での勤務を経て、今年3月に会社を立ち上げました。区の独立・起業セミナーを受講し、現在は足立成和信用金庫創業支援施設「あかつき」に入居しています。
　国は地球温暖化対策として、「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました。その過程として、2030年度までに温室効果ガスを46%（※2013年度比）削減することを目指し、50%の更なる高みに向けて挑戦を続けることを表明しています。足立区も2021年3月23日にオール足立で「2050年までにCO2排出実質ゼロを目指す」ことを宣言しました。
　国や自治体だけではなく、多くの企業も脱炭素化に向けた活動を進めています。「CO2排出を実質ゼロにしました」「20xx年には企業活動を全て再エネ電力で賄うことを目指します」というニュースに触れる機会も増えています。
　西村さんは、「大手企業は既に脱炭素化に向けて舵を切り始めています。今後、取引先である中小企業にもその協力要請が来るはずです。足立区の企業も、脱炭素化に応えるための準備が必要だと考えています。加えて、企業活動に必要な電気やエネルギーの費用は、当面の間は落ち着くことはないでしょう。脱炭素化を自分事にしていくことが大切です。弊社は、地球温暖化対策（CO2を含む温暖化ガス排出抑制）、エネルギー利用削減（省エネ）、発電（創エネ）を身近に感じていただくための活動を続けていきたいと考えています」と話しています。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。