公社ニュース ときめき

　同社は、竹の塚にある苑田第一病院の関連会社として８年前に設立された会社です。当初は、同病院に医療材料を卸す会社でしたが、「高齢化社会が来て、介護付きの老人ホームが待望される」という展望を描く中で、まず保木間４丁目にその第１号ホーム「ハートランド明生苑」（６階建、３０８床）を開設、その後、「竹の塚明生苑」「ハートランド保木間」など区内に合わせて６カ所の介護付きの老人ホームとグループホーム、ショートステイ・デイサービスを開くなど、区内大手の福祉施設運営会社に。現在、同社のホームで生活するお年寄りは約６００人。
　このような発展を支えたのは、「介護認定を受け、病院への入退院を繰り返している老人を、苑田病院がつちかった医療のノウハウでしっかり支えようという使命感だと思います」と上條茂社長（57）は話します。看護師常駐、医師の往診が最低週１回、という医療体制の充実が入居老人とその家族に安心感を与えているのです。
　この３月１日（水）には、六月２丁目に「竹の塚明生苑六月」（43室）が開設されました。「ここは、家族的な雰囲気を重視しました。色々なニーズに合わせ、さらに社会的使命を果たして行きたいですね」と話す上條社長の表情は穏やかでした。

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