公社ニュース ときめき

　１９８０年（昭和55年）創業の同社は、リフォーム、ハウスクリーニングなどの会社ですが、最近、壁に取り付けることで、介護用の手すりなどが上下に自由に移動ができる画期的なレール「スペースレール」を開発、特許出願するとともに、販売を開始しました。
　このアイディアは、２年前、スタッフの昼食後の雑談から生まれました。「介護される人の身体の変化に合わせて、高さを自由に変えられる手すりが欲しい、という声が多い」という営業マンの話に、アイディアマンである中島章社長（74）が「カーテンレールのような物を作ればいい」と一声。試行錯誤を経て、今年７月に商品が完成しました。
　レールを部屋の縦でも横でも、間柱や胴縁のある所にネジで取り付け、コマと呼ばれるボルトをレールにはめ込んで完成。このボルトを手で締めるだけで強固に固定、緩めればその後に取り付けた手すりなどを簡単に移動できます。同社では、会社の前のアパートの一室を借り、商品が一目でわかるショールームを作りＰＲに懸命です。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。