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企業ナウ(足立の産業)

2007/07/15号 | 曙金網産業(株)

 国道4号線(日光街道)の千住大橋近くに、「曙金網」と書かれた人物マンガ入りの大きな看板が建っています。このマンガは、同社の伊奈武三郎会長(80)の若かりし頃の似顔絵。すっかり、同社のトレードマークになっています。
 同会長は戦後間もなく、埼玉県熊谷市曙町で起業しましたが、昭和26年(1951年)に上京、千住大橋そばに店を構えました。当時は、金網は料理用のザルや台所の三角ゴミカゴといった家庭雑貨が中心で、ほぼ手作りに近い商品でした。これを、機械化することで転機が訪れました。素材も鉄、真ちゅう、銅からステンレスへ移行。
 商品は、今ではプラスチック押し出し機に使われる不純物除去のためのステンレス金網など工業用が中心となっています。
 「うちは、全国に散らばる小口の得意先が多く、その発送作業も大切な仕事です。これまで築いてきたお客様との信頼関係を大切にしてやっていきたいですね」と話すのは、武三郎さんの跡を継いで、6年前に社長となった長男の政昭さん(48)。ちなみに、次男の伸嘉さん(42)は、落語家の道に進み、真打・古今亭駿菊として活躍中です。

会社名(店舗名) 曙金網産業(株)
住所 足立区千住橋戸町22
電話番号 03-3882-2211

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。