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産業情報

2014/11/01号 | 学生のアイディアが新しいお菓子に!

区内企業と東京未来大学のコラボによる新商品開発・販促プロジェクト−産・学・公・金連携促進事業−

 (有)スズラン製菓(舎人5-26-2、鈴木勝社長)と東京未来大学(千住曙町34-12)が共同で、今まで食べたことのない「ウエハース」やオリジナルパッケージの「バウムクーヘン」を開発し、販売のための宣伝活動を行うことになりました。
 このプロジェクトは、足立区が金融機関と協力して産学連携を進めていく中で、足立成和信用金庫が(有)スズラン製菓と東京未来大学を仲介したことを契機に今年4月から始動。来年1月23日(金)、24日(土)開催の足立区産業展示会「あだちメッセ」※でのお披露目を目指しています。
 東京未来大学のプロジェクトチームは、モチベーション行動科学部3年生の松村怜士さん、島田健太さん、北島美矢子さん、小野夏実さんの4人と石阪督規准教授。週1回のゼミでアイディアをまとめ、それをもとに月に1回、東京未来大学・(有)スズラン製菓・足立成和信用金庫・足立区の4者で意見交換を重ねて開発を進めています。
 ウエハースはクリームに明太子やわさびを練りこみ、ビールやワインのつまみにぴったりの「大人のウエハース」わさび醤油味、めんたいチーズ味の2種類を開発。「ウエハースは甘い」という常識をくつがえす提案です。組み合わせる味や香料の種類など、試行錯誤を重ね、試作品が完成しました。今後は居酒屋などの店舗や一般に向けた販路について開拓していくそうです。
 バウムクーヘンは子ども向けに学生がオリジナルキャラクターをデザインした「キャラバウム」を開発。この日の意見交換では、学生がデザインしたキャラクター案をお披露目。詳細は「あだちメッセ」でのお披露目まで秘密とのことですが、とても可愛らしい3つのキャラクターのデザインです。子どもたちが楽しんで食べられるよう、更にパッケージに磨きをかけて完成を目指していくそうです。
 今回のプロジェクトについて学生たちは「私たちのアイディアが区内企業の作る商品に反映されるなんて嬉しい」(北島さん、小野さん)と話し、(有)スズラン製菓の鈴木正雄専務は「学生さんの意見はフレッシュで、とても参考になります。一緒に良い商品にしたいですね」と語ってくれました。足立成和信用金庫と足立区は今後も産・学・公・金連携の取り組みを強化していくとのことです。
 プロジェクトチームは来年1月のお披露目に向けて更に意見交換を進め、同時にインターネットなどを通じた広報活動を活発に行っていく予定です。

会社名(店舗名) 産業政策課経済活性化係
電話番号 03-3880-5464
備考 ※あだちメッセは、足立区の優れた企業が、新製品や高度な技術など自社の強みを区内外の産業関係者や消費者にアピールする区内最大規模の展示商談会です。
 来年1月23日(金)、24日(土)の2日間、シアター1010(北千住駅西口マルイ11階)を会場に、約100社が出展、5,500人の来場が見込まれています。(主催:足立区、共催:東京商工会議所足立支部・足立成和信用金庫)

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。