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街の探検隊

2009/12/15号 | マツダ映画社

映画の原点、無声映画に賭ける

 日本で唯一、映画の始まり・無声映画を専門に扱っている「マツダ映画社」が東和にあります。
 蒲原中学に近い淡白いビルの屋上に赤い「活動大写真」の大看板。墨田区向島の一軒家から1973年(昭和48年)にこの地に引っ越して来ました。
 活動写真(無声映画)の弁士であり、映画フィルムのコレクターでもあった2代目・松田春翠さんが、1952年(昭和27年)に設立したこの会社、現在、次男の豊さん(47)が取締役として跡を継いでいます。
 同社が持っているフィルムは約千タイトル。「散逸しているものが多く、現存率は1割位でしょうか」と豊さん。同社では毎月1回、江東区にある門仲天井ホールで「鑑賞会」を実施しているほか、フィルムのレンタル、弁士付無声映画上映会の企画などを続けています。
 617回目となる「鑑賞会」は、来る12月29日(火)午後6時から、年1回の大イベントとして新宿紀伊国屋ホール(400席)で、活動弁士の第一人者・澤登翠(さわとみどり)さんを迎え、生楽団付で「名作映画」を上映します(2、500円・全席指定・電話予約可)。

会社名(店舗名) マツダ映画社
住所 足立区東和3‐18‐4
電話番号 03-3605-9981
WEBサイト http://www.matsudafilm.com/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。