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水と緑の情報
11/15号 中村鞄製作所
10/15号 三幸
9/15号 ナース鞄工
8/15号 鳥海工業
7/15号 三祐医科工業
5/15号 新美産業
4/15号 倉田製作所
4/15号 グッド・ウォール
3/15号 大作輸送
2/15号 大丸
1/15号 Nコラーゲン化粧品
 
 
 
 
2008年

足立ブランド最前線 -第7回-
2008/11/15号
■(有)中村鞄製作所 関原2‐1‐1 TEL03‐3886-6959
軽くて丈夫な手作りランドセルで進撃

中村太光社長
 先代の長男・中村太光(もとみつ)社長(50)と次男・徳光営業部長(47)が活躍する創業48年のランドセルメーカーです。その技術力が認められて、今春足立ブランド品として認定されました。
  同社は、日本で最初の防水の学生カバンを製作して注目を集めた会社。同社のブランド「ニティランドセル」は、「交通安全」に力を入れています。反射材で360度車のライトがキャッチ。さらに、NASA(アメリカ・航空宇宙局)宇宙飛行士のために開発されたクッションを背・肩当てに使って軽くするとともに、背負ってもズリ落ちない工夫をするなど「背負い心地は抜群」(中村部長)。
  年中無休のショールーム兼店舗は、来年小学校入学予定児の父母が訪れ賑わいます。
  なお、同社のランドセルは12月8日(月)〜9日(火)区役所庁舎ホールで行なわれる「第9回あだち地場工業製品フェア」に出品・頒布される予定です。

説明に力が入る中村徳光営業部長=ショールームで

心を込めてランドセルを仕上げる
ベテラン職人さんたち=同社で

足立ブランド最前線 -第6回-
2008/10/15号
■(有)三幸 東和5-12-24 TEL03‐3629-0331
スタッフ一人ひとりのデザインカを引き出す

「さらなる飛耀を目指します」と語る
小沢社長=9月、有明のビッグサイトで
開かれた「ギフトショー」で
 
「仕掛けが大好き」という小沢頼孝社長(52)は、現在“ノリノリの状態”。「足立ブランド」に認定された同社のプラスチック加工品のデザインカがさらに評価され、有名展示会に特別出展を許されるなどの成果が続いているからです。
元々は、父親が昭和47年(1972年)に創業した名札専門の手彫りプラスチック品加工会社でしたが、跡を継いだ頼孝社長は、女性用のアクセサリー部門に進出して活路を開きました。
その原動力は、社員一人ひとりのアイディアやデザイン力の活用。ヒット中の名前入り和風携帯ストラップ「和風花」は、女性スタッフ・杉浦律子さんが考案した製品。そして、今注目されているブローチなどのアクセサリー「カノセカイ」は、男性社員・鹿野真樹さん(29)が産み出した製品です。すべてチョウをモチーフに、その絵柄をアクリル板から削り出し、熱を加え、手で曲げたり、透かし彫りを入れたりして作り上げたもので、2月に新人デザイナーの登竜門がある国内の有名展示会で入選、5月に伊勢丹新宿本店セレクトショップで受注会、9月に雑誌「装苑」が始めた展示会の特別ブースに出展されました。
「装苑」10月28日号には、同社が見開き特集されます。「おごらず、着実に進みたい」とは、笑顔が似合う小沢社長の言葉です。HP
「カノセカイ」のブローチや指輪

足立ブランド最前線 -第5回-
2008/9/15号
■ナース鞄工(株) 梅島3‐12‐20 TEL03‐3887-8377
賞を総ナメ、手づくりランドセルの技術力

「キッズアミ」のランドセルを前に
依田社長
 「ナースのランドセル」は、昭和33年(1958年)に全国初の文部大臣賞を獲得して以来、毎年のように賞を獲得、足立区の地場産業である鞄、ランドセルのリーディングカンパニーの一つとして奮闘しています。
  今回、「足立ブランド」に認定され、2代目の依田光展(みつのぶ)社長(50)は「物づくりに全力を挙げてきました。技術力が評価されたんだと思います」と話します。
  同社は、昭和23(1948)年に昨年亡くなられた依田弘氏が創業、「育てる、はぐくむ」の意味を持つ「ナース」の社名を付け、ランドセルをメインに鞄全般の製造に邁進(まいしん)。クラリーノと呼ばれる人工皮が8割を占める現在でも、皮を折ったり貼ったり、ミシンをかけるというほとんどの工程を手づくりで行っています。その技術力の保存、継承を大切にする一方、若いデザイナーによるフレッシュで卓越したデザインも取り入れています。
  平成5(1993)年に誕生したオリジナルブランドの「キッズアミ」は、当時企画部長だった光展氏が開発したもので、カジュアルな横型など、ちょっぴり大人っぽいおシャレなデザインを採用、5年後にグッドデザイン賞を獲得。「横型は、当社が最初に企画・開発しましたが、業界では恃常識揩ネどと反発を受けました。でも、世間が受け入れてヒットしたんですよ」と氣賀澤章専務。
  「少子化の中で、逆に子どもにお金をかける傾向が顕著です。他社との差別化を図りたい」と依田社長は話します。HP

足立ブランド最前線 -第4回-
2008/8/15号
■鳥海(ちょうかい)工業(株) 六町3‐14‐15 TEL03‐3850-3874
蛍光灯型LEDランプで追い風

蛍光灯型LEDランプを手に小松社長=
鳥海工業で
 太陽や風などのクリーンなエネルギーを利用する製品を作り続けてきた同社は、今追い風に乗っています。今回の「足立ブランド」認定はその勢いを加速させました。
  創業は昭和51(1976)年。街路灯などの照明器具の製造からスタート。同社が「エコ」に舵を切ったのは、1997年の京都議定書締結から。「空気を汚さないエネルギーの活用」を目指し、まずソーラー(太陽光)利用の街路灯を製作、続いて風車とソーラーのハイブリッド(相乗効果)の街路灯を製造、地元の花保小学校に寄付。
  これを機に、東電が小・中・高校の環境教育の一環に、この街路灯設置につき、上限200万円、85奄フ補助金を出すことに。区内では東栗島小、千寿桜堤中、鹿浜西小など8校に、全国的には1都10県20カ所に設置。
  昨年、町会長をしている六町三丁目で連続して空き巣に入られ、「それでは…」と防犯効果があるとされる青色の蛍光灯型LED(発光ダイオード)ランプの開発に着手、町内に25基設置したところ、被害が激減。
  LEDのエコ効果は抜群ですが、課題は蛍光灯の8〜15倍する価格。が、寿命が10倍というメリットを生かして、導入に乗り出す公共機関や企業も出始めました。「これからです」と小松健社長(65)はやる気満々でした。HP
つくばエクスプレス六町駅前広場に建つ同社製の
太陽光パネルと風力発電利用の時計搭
 

足立ブランド最前線 -第3回-
2008/7/15号
■三祐医科工業(株) 六木1‐12‐9 TEL03‐3605-7842
技術力生かした耳かき、携帯ストラップがヒット

「耳かきの大評判で驚いています」と、
旋削(せんさく)機の前で小林社長
 5月初めで創業36周年を迎えた同社は、医療器具メーカー。真鍮(しんちゅう)やステンレスなどから作る医療器具は、現場の医師らの要望で作られた“手仕上げ品”で、その数は約千種にのぼります。技術力が評価され、「足立ブランド」の認定を受けました。
  そんな同社が、「何かイベントで売れる物はないか?」と製作したのが写真のような真鍮製の耳かきとそれを短くした携帯電話用ストラップ。「展示場に並んだウチの細長い医療器具を見てお客様が“これ耳かきですか?”と聞いてきたんです。よし、これだ!と思ってすぐ作りました」と話すのは、小林保彦社長(40)。
  市販の黒い綿棒をヒントに、溝3段に黒い樹脂をかぶせた耳かきを作り、続いて「携帯を使う時、耳がかゆくなる」というスタッフの言葉で、携帯ストラップにしました。
  4月中旬、日暮里舎人ライナーの開業イベントで、ともに千円で販売したところ、「形がスマート」「とても耳かすが取りやすい」とすごい人気で、試験的に作った40個が完売。都庁前で開かれた展示会でも大評判。
  「医療器具屋が作った耳かきという安心感と、癒(いや)しを与える気持の良い小さな棒、ということで売れているようです」と分析している小林社長です。HP
耳かき、同携帯用ストラップ

足立ブランド最前線 -第2回-
2008/5/15号
■新美産業(株) 鹿浜3‐12‐11 TEL03‐3899-0717

一発成型の製品を持つ山本社長
 創業33年の同社は、プラスチック成型の金型にリユース(再利用)の技術を導入するとともに、1回で製品の原型を産み出す“一発成型”の技術が卓越しており、中国製品と質、価格で十分対抗できるものになっています。
  山本勝己社長(63)のやり方は、主に流行に敏感な女性が使うアクセサリーを中心に、9割方を金型からおこして製品化する、いわば独自ブランドの追求です。自分で図面を書き、組立工具を工夫することで「見映えが良くて機能性にすぐれた」製品が比較的軽易な作業でも作れるようにしました。
  また、通常のやり方ではすぐに中国にまねされてしまうため、苦労に苦労を重ね、アイディアを結集して“一発成型”の技術を完成させました。
  そして圧巻は、金型の再利用を考えたこと。最低でも30〜50万円する金型は、流行を追って新製品が出るたびに不要になります。それが300型もたまり、処分したところ、4トン車4台分になって10万円也!「1億円以上賭けて設備投資したのに、もったいない、と思い一念発起したんです」と山本社長。
  最初の金型の外枠を残し、彫刻機、フライス盤、せん盤などを駆使して作った新しい金型をはめ込む、というやり方です。これにより、経費の削減に成功しました。「最初から最後まで作りきる、という“ものづくりの原点”が大切だと思います」と話す山本社長の表情は自信に満ちていました。
これから商品化する夜会巻きカンザシのリユース金型

足立ブランド最前線 -第1回-
2008/4/15号
■倉田製作所 梅島3‐7‐18 TEL03‐3887-3245

燦然(さんぜん)と輝く 「倉田満峰の
いろは毛抜き・とげ抜き・骨抜き」
 江戸時代末期に作られた「いろは毛抜き」の使いやすさ、見映えを進化させた3代目・倉田満夫さん(65)の製品「倉田満峰のいろは毛抜き・とげ抜き・骨抜き」は、こだわりの技術が結晶した文字通りの手作り品。イタリア・ミラノの高級刃物商が通い詰めるほど世界的なブランドとして昇華しています。
  梅島の住宅街にある仕事場。隣りの瀟洒(しょうしゃ)なご自宅とは対象的な油にまみれた作業場です。
  材料の肉厚のステンレス鋼(はがね)を鍛造し、金づちで仕上、手打をして刃先と腰を極端に薄く仕上げる「満峰の毛抜き」は、その刃先と腰にこそ倉田さんの渾身(こんしん)の技が注ぎ込まれています。「千分の五〜のうぶ毛さえ確実にとらえて軽く抜き取る」という抜群の性能。磨きの技によって生まれた鏡のような表面には感動さえ覚えます。
  墨田区に生まれ、小3の時足立にやってきて1本の毛抜きに賭け続ける倉田さん。まさに「足立が産んだ名人」の一人です。
【メモ】各1本7千円〜2万円。日本橋・木屋、神田・菊一文字、東銀座・菊秀、上野、浅草・菊季(きくすえ)で買えます。HP
「私はこれに賭けています」と
愛用のプレスの横で語る倉田満夫さん

■(株)グッド・ウォール 谷在家2‐1‐13 TEL03‐3896-6103
2008/4/15号
安心の「屋根と外装」で快走中!

パソコンを駆使して施工後のイメージを提案する
武藤慎治社長=ショールームで
 外壁の小さなヒビを見つけては「早く直さないと家が壊れますよ」と言って回って仕事をとるリフォーム会社が有名なこの業界で、お客様の要望にキメ細かく応え「安心と安全の末長いお付き合い」と快走しているのが、同社です。
  尾久橋通り沿いのショールームが目立つ同社は、建築金物・工具販売の「(株)ムトウ」(本社・北区神谷)の武藤一郎社長(73)が代表を務める「ムトウグループ」から独立、昨年5月に、次男の慎治さん(34)が社長となって設立されました。
  経営手法は斬新。まず、「(株)ムトウ」のリフォーム事業部が作った「悪徳訪販マル秘撃退法」というパンフレットを武器に営業開始。「工事や手法がわかりにくい」という一般的なお客様の声を受けて、都内のこの種の施行業者では初めてというショールームを作りました。これには、外壁材メーカーの旭トステム、クボタ、松下電工や塗装、屋根メーカーの
協力を取り付けました。ショールームでは、パソコンを駆使し、大きな画面に施工前のお宅を写して、希望の色や種類の壁材などを貼り付けてシュミレーションして見せるのです。
  「お客の要望にきちっと応えることで満足度を高めると、クレームもすくないので1石2鳥、3鳥です」と武藤社長はさわやかです。
【メモ】「グッド・ウォール」の電話は、フリーダイヤル0120‐610‐887、
HP
構造のわかる家の模型を前に左からスタッフの
高階さん、関根さん=同

■大作輸送(株) 入谷7‐5‐3 TEL03‐3857-1101
2008/3/15号
キメ細かいサービスとプロの技で疾走!

福本勝由社長
 2、3月は引越しの季節。同社は全国210社で構成する「引越専門協同組合」メンバーとして、足立西地区を受け持ち、ハトのマークをつけて「足立西センター」の名前で活躍しています。
再来年創業40周年を迎える同社は、福本勝由社長(65)がトラック販売会社にいた時、お客様だった人に勧められて買い取った休眠会社が始まり。28歳の時、トラック3台での運送業のスタートでした。20年前に全国的な引越のプロ集団「引越専門協同組合」に加入。
同社の強みはお客様のニーズにあったメニューが豊富なこと。多忙な方や年配者なら、引越先へ本人が移動するだけのおまかせ「楽々プラン」…といった具合。
現在、長男篤人さん(39)がグループ会社「アシストライン株式会社」を作って独立、次男の憲人さん(37)が「大作輸送」の常務として経営を支えています。福本社長、憲人さんは「地域で一番店になりたい」と意欲を語ります。HP
【メモ】引越専門協同組合足立西センター」の電話は、フリーダイヤル0120‐25‐8019
特注の特殊車両を使い、2階の荷物もスピーディに。
左から藤田さん、増田さん、曽我センター長
=同社1階で

■(株)大丸 鹿浜5‐2‐5 TEL03‐3853-1123
2008/2/15号
あらゆるニーズに応える貸衣装で進撃!

松本卓社長
 40年前のクリーニング業からスタート、20年前に始めた貸衣装業が順調で、両事業が車の両輪のように回っている会社です。
  鹿浜5丁目交差点近くにある社屋は、ミニチャペル(24席)、ズラリと並んだ貸衣装が華やか。2階は、和装類がぎっしり、3階は3スクリーンが備わった写真スタジオになっています。
  「厳選した、しかも新作の質の良い衣裳を多数用意しています。お客様のニーズは年々多様化しているので、あらゆる要望に応えられるようにしています」と話すのは創業の松本卓社長(63)。長男の久さん(37)が営業部長として「地域に愛される会社に」と社長ともども東奔西走です。
  同社は、昭和43年(1968年)北区船堀にクリーニング店としてスタート、その後鹿浜に移転、きもののお手入れも始め、さらに貸衣装業に進出しました。クリーニング業は、その仕事ぶりで発展し、社長のバイタリティあふれる営業力と相まって、得意先が会社、官公庁に広がり、設備と人が増強される―という最良のパターンに。松本社長は「すべて信用と実績が大切」と話します。HP
お子様用の貸衣装を手に、三島早苗店長
(左)とスタッフの村山ななえさん
=同社1階で

■(株)ニッピコラーゲン化粧品 千住緑町1‐1‐1 TEL03‐3888-7100
2008/1/15号
健康ブームで、コラーゲンの“元祖”進撃

伊藤隆男社長
 千住緑町の「(株)ニッピ」と聞けば、カバン、靴、ベルト、サイフなど皮革製品を扱う人にとって知る人ぞ知る我が国ではトップクラスのメーカーです。昨年で創業100年を誇る同社から、昭和63年(1988年)に独立して出来たのが「(株)ニッピコラーゲン化粧品」です。
  今や、テレビや新聞の化粧品や健康食品のCMなどで「コラーゲン」の文字が踊っていますが、同社の製品はその恁ウ祖揩ニして注目を浴びています。
  コラーゲンは、動物の体を形づくる繊維状のタンパク質で、細胞と細胞をつなぎ止めて、細胞が活動しやすい環境をつくり出すのが主な役割。「ニッピ」では、皮革とゼラチン製造が中心でしたが、戦後間もなくコラーゲンの研究を始め、昭和35年(1960年)に熱で大量に取り出すこと(可溶化)に成功し、特許を取得。同社内にコラーゲン事業部が出来、「(株)ニッピコラーゲン化粧品」として独立。
  「ローション」「スキンケアクリーム」の発売から、飲むコラーゲン「コラーゲンドリンク」、コーヒーやお茶に入れて飲む100宴Rラーゲン粉末の「ニッピコラーゲン100」などが、CMに載せられ、他社との激しい競争に突入しています。HP
左から売れ筋商品を手に持つ、健康食品
事業部の菅井和史さん、大井章司さん、
斉藤あずささん

   
 
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