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水と緑の情報
6/15号 堀田製作所
5/15号 沼田光器
4/15号 プリントアート
3/15号 ヤングホリイ
2/15号 ヨシオ
2/15 愛建機材
1/15号 安心堂
1/15号 大房製作所
 
 
 
 
2009年


足立ブランド最前線 -第14回-
2009/6/15号
■堀田製作所 扇2‐9‐20 TEL03‐3890-8666
「移動したい」という身障者の願いを三輪車に込めて

地道な作業をコツコツと…。
笑顔の堀田夫妻=扇2丁目の工房で
 「怦レ動したい揩ニいう身障者の人間的な願いが私を引き寄せ、怩サれをかなえてやりたい揩ニいう気持が私を引っ張って来たんです」―こう話す「堀田製作所」の堀田健一さん(65)は本当に優しい怦、の人揩ナす。
  身障者用の三輪車をコツコツと作り続けて30年、その数は、何と1、700台!社会貢献した人に贈られる2005年度シチズン・オブ・ザ・イヤー、2007年度吉川英治文化賞、同年度足立区表彰に輝きました。
  茨城県生まれの堀田さんは、「ものづくり」が大好き。工業高校卒業後入社した本田技研を2年半後に退社、個人で建築資材の運搬の仕事をしてきました。
  この道に踏み込んだのは、小3の次男の希望に応えてペダルを前に踏み込む安全な三輪車を作ったことから。昭和54年(1979年)のこと。
  倉庫を改造した工房での作業は、全部注文生産。手や足が使えない、でも移動したい、という当たり前の欲求に一つ一つ応えて作るこの世にたった1台しかない三輪車!
  月に5台平均の製作。地道な仕事を奥さんの和子さんが手伝っています。HP

完成した身障者用の三輪車。上・足踏み式、
右・モーター付き、左・携帯用(折りたたみ式)

足立ブランド最前線 -第13回-
2009/5/15号
■沼田光器 江北2‐41‐7 TEL03‐3898-4119
レンズ研磨ひとすじの熟練技術

下段右から下川修さん、貴之さん、進社長と
スタッフのみなさん
 昭和35年(1960年)の創業以来、父から子そして孫と3代に渡り、レンズの研磨一筋に歩んできた会社です。最近では、「沼田光器製サファイアレンズ」を売りにする大手メーカーが現れるなど、その希少で熟練の技術は注目されています。
  下川進社長(59)は、高校を卒業すると同時に父親と一緒に仕事をし、その技術を会得。
  同社では、カメラレンズなど光学レンズの研磨から、最近では、主に腕時計に使われているサファイアガラスの研磨が仕事の中心になりました。
  サファイアは、ダイヤモンドの次に固い素材で、サファイアガラスは、ダイヤモンド(人工)の粉を絶えずかけながら磨かれていきます。「R」と呼ばれる曲面度(曲り具合)を設定し、それに基づいて精密に研磨するのが大変すぐれた恚Z術揩ナす。
  同社では、現在、下川さんの次男・貴之さん(31)、三男の修さん(27)がその技術の会得に奮闘中です。
  今年から某有名腕時計メーカーのブランド時計の研磨を始めるなど、同社の技術に世間の注目が集まり始めています。HP

同社が磨いている製品の数々

足立ブランド最前線 -第12回-
2009/4/15号
■(有)プリントアート 西竹の塚2-15-21 TEL03‐5647-0306
恬Vび心揩ナ偏光板をアートに応用

偏光板アートの製品の数々を説明する
島崎社長=西竹の塚の工房で
 まるでマジックの世界に引き込まれたかのような工房です。偏光板による光の角度で種々の色に変化する富士山の絵、両目でのぞける高さ1~の電動式万華鏡の世界は得も言われぬ美しさ…。
  島崎勝信社長(65)は、恬Vび心摶檮レの人。それまで工業用にのみ使われて来た偏光板(フィルム)をアートに応用したのが同社の特徴です。1995(平成7)年に、色変化する偏光板アート(ディスプレー)が東京都発明展において都知事賞を獲り、大万華鏡は、国際万華鏡協会展で最優秀賞を獲得。
  このほど島崎社長が作って販売を始めたのが、中味が取り替えられる卓上型木製の万華鏡。島崎社長は「万華鏡は、いらだった神経を休め、脳に新たな活力を与えてくれると医師から推薦をもらっています。多くの人に感動を与えたい」。この万華鏡、価格は3万8千円(税別)ですが、お手頃な5千円からの万華鏡もあります。HP

同社が作って販売を始めた万華鏡

足立ブランド最前線 -第11回-
2009/3/15号
■(株)ヤングホリイ 辰沼2‐2‐3 TEL03‐3620-8887
「技術とひらめき」で皮を編む

張り切る誠さん(中央)ら若手職人さんたち=
同社裁断場で
 同社は、革の特殊加工や絞り込み、編み込み技術に定評があり、それらを組み込んだ婦人用バッグなどを製造している企業です。
  皮革・袋物製造で創業から39年、堀井洋二社長(65)の下、長男・健一さん(40)、三男・誠さん(37)ら若手が、伝統の技術を継承しながら、フレッシュな感覚で勝負しています。
  同社の製品は、主にOEM(相手先ブランドによる製造)でその技術が生かされています。「他社がマネできない技術を使い、日々のひらめきなどを加えて、受注に向けて提案していくのです」と誠さん。例えば、昔のバッグを引っ張り出して、さらに何か出来ないかを研究したり、先方のニーズに合うように作り込んだり…。
  世代を横断して、若手のものづくり職人が育っている会社です。

同社の編み込み技術を生かしたバッグの持ち手や
オリジナルバッグなど

足立ブランド最前線 -第10回-
2009/2/15号
■(株)ヨシオ 千住元町26‐2 TEL03‐3888-4567
顧客提案をアイデアに生かし、ヒット産む

今売れている「暗号反射シール」を手に小泉社長。
これも高齢者やペットなどの安全に役立つ
アイデア製品
 「ヨシオ」と言えば、小学生が持つ防犯ブザー、自転車などに付ける反射板グッズなど、数々のヒット製品を産み出している会社。その会社がまたまた恆S国区揩フ大ヒット製品を作り、がんばっています。
  この製品は、「ぬくぬくブランケットDX」というトラック用の電気毛布。従来の物は、走行中に数時間かけ温めて使用するものがほとんどでしたが、この製品は、エンジン停止後、専用バッテリーにつなぐと、わずか数分で約35〜50度の温かさになり、これが通常6〜8時間持続するというすぐれ物。「アイドリングストップ」は、今事業主に求められている燃料代の節約、CO2削減の要請にもピッタリ合い、現在約7千セットが売れています。
  怎Aイデアの源泉揩ナあり、率先して営業の先頭に立って全国を駆け巡る小泉俊夫社長(62)は「この製品は、神奈川県トラック協会の提案により、5年間の研究・開発、改良の末売り出したものです。お客様の提案や要望は宝の山。常にアンテナを張り、時代の要請に目を凝らしていることが大切ですね」と話してくれました。HP

ぬくぬくブランケットDX

■愛建機材(有) 本木2‐31‐19 TEL03‐3840-3231
2009/2/15号
卓越したチカラの工具に社運賭ける

「HILTI」のハンマードリル、インパクトドライバーを
手にする瀬田社長(右)と電動ブレーカーをかつぐ
和歩営業部長=本木の同社で
 ヨーロッパの小国・リヒテンシュタイン公国に本社を持つ建設工具の「HILTI(ヒルティ)」の販売代理店として40年、工具の「性能」を武器に、キメ細かい営業力によりこの不況下でも売り上げを伸ばしている会社です。
  瀬田勝彦社長(65)は、元は建築用の鋲(びょう)打ちのメーカーにいましたが、昭和45年(1970年)に独立。数ある建築工具メーカーの中でも、「ヒルティ」に注目し、代理店になりました。
  「石造建築物の多いヨーロッパで生まれた工具だけに、性能は抜群です。買う時は少し高いけど、他社にない2年間保証など、先が読める人は必ずこの工具を使うと信じました」と瀬田社長。
  コンプレッサー(空気圧縮装置)内蔵の威力で、頑固なコンクリートでも、あっという間に穴をあけてしまう様を、店先で見せたり、お客様のニーズに合わせて、納品も会社事務所にとどまらず、建築現場までお届けするなど、きめ細かいサービスが客層を広げています。
  こうした努力が、各種アンカー、ネジやシリコン、養生副資材などの販売にも波及しており、「この時代、かゆい所に手が届く商売が大切ですね」と話す瀬田社長。HP

   
足立ブランド最前線 -第9回-
2009/1/15号
■(株)安心堂 江北3‐21‐6 TEL03‐3896-6181
「印刷できないものはない」の確信で進撃

「どこでもくん」を使い、地球儀に
印刷する丸山会長
 「先日も、この印刷機で、ある大手メーカーが作った2万個の地球儀の追加文字を印刷し、6億円分助けたんですよ。うちが“地球を救った”というわけです」。こう話すのは同社の丸山寛治会長(67)。
  というのも、この大手メーカーが海外で作らせた地球儀には一部国名がなく、大騒ぎとなりました。「どこか直せる所はないか」とさんざん探し、ようやく7軒目で「球面への特殊印刷が出来る」同社に行き着いたというわけです。
  人呼んで「パット印刷の伝道師」。パット印刷は、紫外線を当てるとすぐに乾くUVインクを特殊なゴムのパットに押し当てて、そのパットから印刷物を転写する特殊な印刷技術です。
  証券マンから転身して30年。4年前に卓上型の「なんでもくん」セットを24万円で発売。昨年7月には、さらに簡便な「どこでもくん」セット(4万5千円)を開発、これらは、東京ビッグサイトなどで丸山会長自ら実演し、その革命性と手軽さが受けて大好評でした。HP

「どこでもくん」セット

■(株)大房製作所 梅田5‐2‐6 TEL03‐3886-5456
2009/1/15号
「ハサミのネジ」の技術を世界が認知

工場で大房社長(左)と逆井(さかい)利男工場長
 「たかがハサミのネジ」と言うなかれ。同社で作るハサミのネジは、今や各国に輸出され、とりわけ理容師が使うハサミの約7割〜8割が、同社で作っているネジだというから驚きです。
  このネジは、「自在ネジ」といって、ネジの中にバネが仕込まれていて、どこでもちょうど良いところ(使いやすいところ)で止めることが出来るという実用新案。考えたのは、大房裕忠社長(43)の父・健二会長(73)で、このアイデアが浮かんでから設計、実用化まで3年もかかったという優れた技術です。
  NC旋盤、カム式旋盤などが稼働する中、10人のスタッフが働いていますが、「長年の熟練の技が最後は生かされてきます」と大房社長は話します。
  このネジは、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどに輸出されていますが、この分野でも最近同社製の物をマネた中国製の商品が出回っているそうです。
  大房社長は「社業をさらに発展させるため、区内の人材を大いに活用したい」と話していました。
理容・美容専用のハサミとネジ

   
 
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