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企業ナウ(足立の産業)

1998/09/15号 | (株)東京エンゼル本社

製販合同で、ベビー用品から高齢者用商品へ進撃

 赤ちゃん用オムツ「ソフトベビー」で一世を風靡(ふうび)した同社は、今や高齢者用商品の専門メーカー。現在、同社の売り上げ高の約7割をシルバー関連用品が占めるほどです。「高齢者向け衣類に関しては、全国シェア(市場)でも10本の指に入っている」。こう語るのは石塚勝夫社長(61)。
 ベビー用品専門メーカーとして昭和39年(1964年)に、現会長の石塚春夫氏が豊島区で創業、翌年千住仲町に縫製工場を建て、17年前に今の地に移転しました。
 同社製品の特徴は、ベビー用品で培ったノウハウを介護分野に生かしている点。例えば、ドーナツ型枕は高齢者向け姿勢保持用具やクッションになっています。
 同社が成功している理由について石塚社長は、「時代の動きに機敏に反応してきたこと、問屋依存をやめ、独立採算の販売会社を全国に8カ所作ったこと」と言い切ります。これにより?不良在庫がなくなった?末端の声がじかに入り、消費者のニーズにすぐ応えられるようになった―と言います。
 資本金3200万円、東京エンゼルグループの年商110億円。本社工場のほか埼玉・越谷と福島・国見に2工場、グループ従業員600人。

会社名(店舗名) (株)東京エンゼル本社
住所 足立区大谷田5-4-9
電話番号 03-3606-7177

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。