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企業ナウ(足立の産業)

2022/12/01号 | Ginpsy合同会社

クラフトジンの魅力を発信していきたい

 素材にこだわった「クラフトジン」がブームになっています。同社は、自前の生産設備を持たずにジンのレシピ開発と製品を販売。全国各地の蒸留所と提携し、クラフトジンの魅力を全国に発信するビジネスプランで、今年度足立区創業プランコンテストの奨励賞を受賞しました。
 同社の山口真弘代表は大学卒業後、システム開発会社に就職。その後、平成29年に保険会社へ転職し、現在は、会社員と経営者という二足の草鞋を履いて活動しています。創業のきっかけは、共通の友人を介して知り合ったジンの蒸留所経営者との出会いでした。訪問した静岡県の蒸留所が、ジン造りを通じて地元の農家や事業者と連携し、地域経済の活性化に取り組んでいる姿に魅了されました。また、クラフトジンは厳格な定義・制約がなく表現の幅が広いことにも可能性を感じ、今年4月に起業し「ジンに馴染みがない方でも親しみやすい」をコンセプトにした商品開発に力を入れています。
 第1弾は、沼津市のお寺にある有名な梅園の梅と伊豆半島で採れた赤紫蘇を使ったジン、駿河湾の天然塩と伊豆天城の本わさびを使ったジンの2種類を製造。第2弾は、山梨県の桃を使ったジンを企画し、11月に商品化。熱に弱い桃の香りを狙い通りに蒸留することが難しく、ようやく商品化することができたと言います。どちらも、同社のネットショップで販売。今後は「ジンの開発・販売のみならず、区内の飲食店など事業者の方との交流を進めて、クラフトジンの魅力を発信していきたい」と意欲的です。

会社名(店舗名) Ginpsy合同会社
住所 足立区竹の塚1-40-15 庄栄ビル5階 ビジネスポート竹の塚
電話番号 03-6823-2372
WEBサイト https://ginpsy.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。