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産業情報

2020/11/01号 | もったいない「残紙」から 素敵な「本のみみ」ブランド誕生

【製本所】有限会社 菅原製本所
中央本町1-20-25 TEL3848-5879
取締役 安田典子

【印刷会社】株式会社 安心堂
江北3-21-6 TEL3896-6181
代表取締役 丸山有子

 印刷物をパンフレットや冊子に仕上げる際に切り落とされた部分は「残紙」(ざんし)と呼ばれ、ほとんどが廃棄物として処分されています。今回は、そんなもったいない「残紙」を、パンの耳から美味しいお菓子を作るように、生まれ変わらせた「本のみみ」ブランドをご紹介します。
 印刷業界は厳しい冬の時代を迎えています。「何か新しいことを始めなければ、このまま衰退してしまう。」危機感を募らせた(有)菅原製本所の取締役・安田典子さんは、同じ悩みを持つ区内の印刷会社、(株)安心堂の代表取締役・丸山有子さんと知り合い、二人は交流を深めながら、新しいビジネスチャンスを模索していました。そんな時、区内のNPO法人でラオスの女性や子どもへの支援活動を行っている「Support for Woman’s Happiness(SWH)」から、イベントで販売するノートなどにロゴを印刷したいという依頼が丸山さんにありました。そこで、丸山さんは、市販品ではなく、残紙を使ってノートとメモ帳を作るところから依頼者に提案し、安田さんと共同で「みみノート」と「みみメモ」を完成させました。第一弾として6月のイベントで販売したところ、予想を上回る売れ行きとなりました。
 「本のみみ」ノートとメモ帳は、専用のホームページで、30冊以上の注文から受け付けています。
 今後の飛躍を期待しています。

会社名(店舗名) 本のみみ
WEBサイト https://honnomimi.jimdofree.com/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。