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企業ナウ(足立の産業)

2007/04/15号 | (株)小宮紙器

 「専門化した方が競争に有利」と、40年前に靴箱専門メーカーとして再スタート、今や50点を越えるブランドの総デザイン数約3千点の靴箱を扱う業界NO・1の実績を誇る会社です。
 昭和7年(1932年)、小宮光雄社長(56)の父・市之助さんが創業。「大昔は、紙すきを業とし、創業当初はかつお節の引き売りなどをしていました」(小宮社長)。その後、大学ノートを作ったりしていましたが、昭和39年(1964年)に設備を増強して、紙器の製造・販売に専念。その際、靴が足立区の地場産業で、同産業が盛んな台東区・浅草にも近い、ということから靴箱生産を専門にした、というわけです。「専門化した方が自動化できるし、コストも下げられる、という判断もあったんでしょう。先見の明がありましたね」と小宮社長。流通省力化の一環として、素材の原紙を製紙メーカーから直接購入。自社工場では、最新鋭の特殊機械で、箱の企画・デザインから印刷、打ち抜き、組立までを一貫生産しています。最近では、環境に配慮して、素材には古紙80?使用のリサイクル製品を使用するなど、「時代」ときちっと向き合っています。
 3年前に、南花畑4丁目に印刷会社「(株)ケーエスホールディングス」を設立。関連子会社4社とともにさらなる進撃を続けています。

会社名(店舗名) (株)小宮紙器
住所 足立区関原2‐45‐3
電話番号 03-3889-2555
WEBサイト http://www.komiyashiki.co.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。