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企業ナウ(足立の産業)

2017/10/01号 | (有)佐々木畳店

歩きやすく転倒時にケガをしにくい畳を開発

 佐々木畳店は、花畑団地バス停前に巨大なショールームと作業所が外から見える店舗を構え、顧客開拓に努力しています。高齢化社会に対応した歩きやすく転倒しにくい畳を開発し、平成29年度ビジネスチャレンジコースの採択企業となりました。
 同社は、1969(昭和44)年に現在の佐々木信晴社長の父親が創業しました。住宅全体が和室から洋室へ変化している状況の中で、畳業界は厳しい経営状態に陥っていますが、研究熱心な佐々木社長は8年ほど前に仲間と畳のカビ対策を考えていたところ、たまたま階段から落ちた仲間が、階段下に敷いてあった畳でケガもなく無事だったことから、衝撃の少ない畳の製作を思い立ちました。畳と畳の間に発泡ポリエチレン保温材を挟むと転倒衝撃率が低くなることが分かりました。これが「衝撃緩和型建材畳」として開発されました。
 介護保険における住宅改修の実務解説(平成29年7月改訂版)に掲載されたことで、高齢化社会に対応した畳として脚光を浴びることになりました。
 身体的弱者の居住施設にこの畳を使用することで、室内での転倒時の衝撃を少なくし、負傷を軽くします。佐々木社長は「高齢者の利用に配慮した歩きやすく踏ん張りの効くドリームフロアです」とPRしています。

会社名(店舗名) (有)佐々木畳店
住所 足立区花畑3-34-1
電話番号 03-3885-9261

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。