公社ニュース ときめき

　昭和20年(1945年)創業の「タカラ工業(株)」と同59年(1984年)に販路拡大のため創業された「タカラ樹脂工業(株)」が、同じ敷地内にあり、金属系（金属プレス・金型切削）とプラスチック系（射出成形・プラスチック型切削）の両方をコラボ(結合)できます。その多岐に渡る加工技術が評価され、平成27年度の足立ブランド企業に認定されました。
　同社の特徴は、社員の4分の3を占める10〜20代の若手が熟練技術を要する機械を動かしているということ。若手従業員がチャレンジしやすい体制や雰囲気があり、活気溢れた町工場です。
　自社製品としては、衝撃吸収部品として、ショベルカーなどのイスや電車のパンタグラフなどに使われている「ナイトハルトゴムばね」や引越し業者が荷造りに使う「封印環・封印錠」があります。両製品とも「シンプルでわかりやすいものを追求する」という企業姿勢から生まれたもので、その実用性が高く評価され、大きくシェアを伸ばしています。
　海宝善昭社長は、足立ブランド企業になったことを機に「区内で取引や相談できる異業種の方と交流を深め自社の企画や技術を広めることで、自社の新展開に結びつけたい。また、区民の方にもこんな商品を作る企業があるということを知ってもらいたい」と話してくれました。

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