公社ニュース ときめき

　同社(田畑虎幸社長)は、既存事業であるパッケージ製造の技術を元にして、次々に新製品を産み出しています。
　平成25年度には「スイッチを楽しく美しく」をキャッチフレーズに、スイッチカバーにデザイン性を付加した「スイッチカバール」を考案。台東、足立、荒川、墨田、葛飾の区内企業の試作開発商品を審査する「第８回TASKものづくり大賞」で大賞を獲得。
　今回はその「スイッチカバール」をベースに、石鹸入れや自動車のミラーなどの比較的デザイン性の乏しい製品にカバーをつけることで付加価値を付ける、「カバール」を提案。平成26年度の区のビジネスチャレンジコースに採択されました。版なしでプラスチックシートに印刷できるインクジェットプリンターを導入することで、多くの試作品を作り出すことが可能となり、石鹸入れ「ニューストレイ」は「第９回TASKものづくり大賞」で入賞。「カバール」を手にしたお客様からは「デザインがユニークでいい」などの感想が寄せられています。
　ビジネスチャレンジコースに採択されての感想は、「この制度は、スイッチカバールを進化させようとしていた社長の熱い思いをしっかり後押ししてくれた」と、同社開発部の担当者、江島輔(たすく)さん。同社では今後、東京オリンピックを睨みながら、和のデザインの製品などについて広くPRし、海外展開も視野に入れているそうです。

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