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企業ナウ(足立の産業)

2009/05/15号 | 沼田光器

レンズ研磨ひとすじの熟練技術

 昭和35年(1960年)の創業以来、父から子そして孫と3代に渡り、レンズの研磨一筋に歩んできた会社です。最近では、「沼田光器製サファイアレンズ」を売りにする大手メーカーが現れるなど、その希少で熟練の技術は注目されています。
 下川進社長(59)は、高校を卒業すると同時に父親と一緒に仕事をし、その技術を会得。
 同社では、カメラレンズなど光学レンズの研磨から、最近では、主に腕時計に使われているサファイアガラスの研磨が仕事の中心になりました。
 サファイアは、ダイヤモンドの次に固い素材で、サファイアガラスは、ダイヤモンド(人工)の粉を絶えずかけながら磨かれていきます。「R」と呼ばれる曲面度(曲り具合)を設定し、それに基づいて精密に研磨するのが大変すぐれた蕫技術?です。
 同社では、現在、下川さんの次男・貴之さん(31)、三男の修さん(27)がその技術の会得に奮闘中です。
 今年から某有名腕時計メーカーのブランド時計の研磨を始めるなど、同社の技術に世間の注目が集まり始めています。

会社名(店舗名) 沼田光器
住所 足立区江北2‐41‐7
電話番号 03-3898-4119
WEBサイト http://www.sapphire-glass.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。