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企業ナウ(足立の産業)

2009/07/15号 | 野村畳店

全国優勝の技能で、本物の畳づくりへ

 「夏は涼しく、冬は温かい」という畳本来の持つ機能を維持したい―そんな思いを一貫して追求する畳屋さんです。
 五反野の駅前通りの一画。店内に入ると、いぐさのさわやかな匂いがいっぱい。野村五男店主(52)は、茨城県桜川市(旧真壁町)出身。東京に憧れ、学校卒業後、親戚を頼って千住元町にある榎本畳店に就職、技能を学び、30年以上働いて、5年前に独立しました。
 今や業界で主流となっている化学畳が全盛の時代ですが、その潮流に流されず、本畳にこだわり、機械縫いから手縫いまでをこなします。
 2007年(平成19年)幕張メッセで開かれた全国技能グランプリで、スタッフの中田和博さん(31)が優勝し、内閣総理大臣賞を受賞しました。「妥協を許さない畳づくり、が評価されました。嬉しい」と野村店主。
 今はやっているのが、ヘリなし畳。ファッション感覚が受けているようですが、「ヘリで調整出来ない分、ごまかしがきかず、技量が試されるんです」。
 現在、畳の一級技能士の資格を持つ長男・祐一さん(27)が、後継者となるべく内装の会社で蕫武者修行中?です。

会社名(店舗名) 野村畳店
住所 足立区弘道1‐25‐1
電話番号 03-3849-1171
WEBサイト http://www.nomura-tatami.com/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。