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企業ナウ(足立の産業)

2009/08/15号 | (株)よろず自動車

健康にも環境にも優しい水性塗料の普及に全力

 住宅密集地の一画で、時代の最先端をいく環境に優しい水性塗料を使った自動車板金整備工場を営んでいる会社です。
 創業は市川征男(ゆくお)会長(64)で、現在長男の松二(しょうじ)社長(34)と水性塗料の普及に全力を上げています。
 征男さんは、学校卒業後、自動車板金工場で働き、昭和56年(1981年)に独立。
 松二さんは、21歳の時から家業の手伝いを始め、日本で主流のVOC(揮発性有機化合物)の塗料(油性塗料)が、働いている人の健康や環境に良くないこと、VOC含有量が極めて少ない水性塗料が健康や環境に良く、ヨーロッパで主流になっていることなどを知り、その研究に没頭。
 8年ほど前から、征男さんと一緒に、水性塗料への転換に取り組み、2年前に全国の町工場では初とされる水性塗料工場と技術を完成させました。
 松二社長は「水性塗料は時間や費用がかかることから、敬遠されていますが、健康や環境に良い究極のエコが評価されないのはおかしい」と話し、月に1回のペースで、水性塗料の普及のために全国行脚を続けています。

会社名(店舗名) (株)よろず自動車
住所 足立区興野2‐12‐13
電話番号 03-3898-5537

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。