公社ニュース ときめき

　駐輪場利用者にポイントを提供し、その収益の一部を地域の課題解決に活用しよう――という提案で、平成25年度の区の｢ビジネスチャレンジコース｣に採択されたのが、芝園開発株式会社＝海老沼孝二社長＝です。
　同社は、1986年(昭和61年)に設立され、主に駐車場・駐輪場の企画・経営、管理受託などを行ってきました。2年前には足立区から駐輪場の運営および放置自転車対策を総合的に行う業務を受託しました。
　今回採択された提案事業は、駐輪場の利用にポイントを付けることで、利用者にメリットを実感してもらおうというもの。同社の駐輪場の利用カード「TOWNカード」には、100円の支払いにつき1ポイントがたまります。現在、綾瀬駅東口ガード下の「cycle24h綾瀬東駐輪場」など綾瀬地区3カ所でポイントサービスが始まっていますが、来年3月までには北綾瀬、北千住、西新井、竹の塚など同社運営の30〜40カ所の駐輪場に広げる方針です。
　「このポイントを地域の商店街などで使えるようにすることで、利用者にお得感を感じてもらいながら、地域商業の発展に結び付けていきたいと考え、実現に向けて動き出しています」と海老沼社長。
　さらに今後は、同社が得たポイント収益の一部を放置自転車対策やまちづくりなどに取り組む地域のボランティア団体やNPO、行政などに還元していくそうです。駐輪場から地域をより良くするため、事業の実現に向けて日々取り組んでいます。

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。