生涯学習振興公社の情報
2013/09/01号 | あだちっ子に音楽のプレゼント♪
世界で活躍するトランペット奏者が足立区に!
数々の国際トランペットコンクールで1位を受賞するなどの輝かしい実績を持つトランペット奏者フランシスコ・フローレス(愛称:パーチョ)さんが、7月27日(土)足立ジュニア吹奏楽団の子どもたちにアウトリーチコンサートを届けてくれました。
このコンサートは、日本公演でもピアノ伴奏をする足立区在住のピアニスト、大室晃子さんから足立区生涯学習振興公社に、「フローレスさんの素晴らしい音楽や経験、人柄に触れるチャンスを足立の子どもたちに与えられないか」という打診があったことで実現しました。
フローレスさんは、人なつっこい笑顔で挨拶した後、ピッコロホルンやコルネット、フリューゲルホルンといった楽器を持ち出して、次々と演奏、その使い方や音質などを細かく説明。そして子どもたちの「どんな練習をしているの?」の問いには、「息を出して音階を歌うようにやることが一番大切」「リラックスして練習すること」「くちびるをいつも新鮮な状態に」など、わかりやすく丁寧にアドバイスしてくれました。最後は、子どもたちの中に入って、一緒に「聖者の行進」「ブラジル」を演奏、終始なごやかに交流しました。
ベネズエラで生まれ、オーケストラや合唱を中心とした青少年育成プログラム「エル・システマ」出身の彼が、子どもたちに伝えるメッセージ。それは「人には等しく音楽の機会が与えられる。音楽はよりよい人になるための“学び”となる」ということ。気さくで楽しく、温かい人柄からあふれるこの想いに触れ、足立ジュニア吹奏楽団の子どもたちは、何を感じたのでしょうか。
足立区生涯学習振興公社では、今後も演奏家との交流や、音楽の楽しさを通じて心が動かされる体験を、足立区の子どもたちに届けていきます。
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