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企業ナウ(足立の産業)

2013/03/01号 | 一文機工(株)

ユニークで先進的な溶接機械を開発

 同社は新商品開発のベンチャー企業で、量産は協力企業に委託しています(OEM生産)。特に溶接機械、中でも超軽量、コンパクト、スピーディに処理できるという先進溶接機械の設計では実績があり、平成24年度(2012年度)足立ブランド企業に認定されました。
 増田文一郎社長は、空調設備の会社に勤めていましたが、その中で「住宅設備関係は遅れている。この分野で勝負しよう」と25年ほど前に独立しました。
 最初に同社が開発、商品化したのは、熱交換器を使わず、省スペースで施工が簡単な二重管構造の24時間換気システム「エフタック」。これにより、室内の空気の汚れや結露によるカビの発生、新建材から出る有害ガスから健康を守ることが、容易にできるようになりました。
 今回のブランド認定の決め手になったのは、最新溶接システム。空調用ダクトを取り付ける際、従来は天井の金属板やコンクリートに穴を開け、ナットを取り付けていましたが、同社はナットを直接天井の金属板に溶接できる機器を開発。しかも1000分の3秒のハイスピードで取り付けられ、騒音や振動がほとんど無く、300キロまでの重量を支えられる優れた溶接技術です。
 増田社長は「夏までをメドに、今度は電磁溶接という手法を開発したい」と意気込んでいます。

会社名(店舗名) 一文機工(株)
住所 足立区入谷7‐13‐8
電話番号 03-3897-4001
WEBサイト http://www.ichimon-kiko.co.jp/

※情報はときめき紙面に掲載した当時のものです。あらかじめご了承ください。