公社ニュース ときめき

　同社は、プリント基板の製造・販売の専門会社。区内では、唯一の企業です。プリント基板とは、ガラス繊維などの板に施された金属メッキで、部品と部品をつなぐ回路があらかじめつけられた板のこと。電気製品と名の付くものには必ずといっていいほど使われています。同社の基板は、腕時計や携帯電話、気象衛星やロケットまで幅広く使われています。
　斉藤猛同社社長（64）が、昭和41年（１９６６年）に千住日ノ出町に創業、この地に移転して21年。同社は、電子テクノロジーの発展にぴったり寄り添って、社業を伸ばしてきました。
　「回路図や基板の設計から完成までのすべての設備を整えています」と次男の知久副社長（30）が語るように、その秘訣は、まず何よりも安易に外注に頼らず、「自前」にこだわったことが挙げられます。そうすることで、「技術」と「ノウハウ」が蓄積され、「お客様のどんな注文にも応えられ、信頼を勝ち取ることができます」（同副社長）。
　日に日に、回路は複雑になったり小型化し、納期にはスピードが求められています。同社には、それに対応しようとする?覇気?がみなぎっています。
　資本金２、４００万円、従業員31人。本社そばに、ＣＡＤセンター、埼玉県狭山市に同分室、仙台市に東北営業所があります。

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