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2004/12/15号 | (有)四川工房

 「区内や横浜の有名店に納品出来るようになり、ようやく軌道に乗りました」―こう話すのは、青木進同社社長(51)です。
 青木さんは、金属加工の仕事を20年余り続けてきましたが、「先が見えない」と辞めることを決断、「家族のためにも、手作り餃子に賭けよう」と一念発起。餃子製造に踏み切ったのは、埼玉県鶴ケ島で四川料理店を営む兄(53)の手作り餃子が評判だったからです。同店に修業に入り、ノウハウを勉強、2年ほど研究して違ったタイプの餃子を生み出しました。素材にこだわり、具には国産豚肉、群馬県嬬恋のキャベツ、茨城産白菜、ニラを、皮の小麦粉も厳選。水は近くにある知人の「今野製作所」が開発した評判の浄水器の水を使用。
 3年前に同社を設立、自宅兼作業所を大改造して、ギョウザ成型機2台、シュウマイ成型機1台などを導入。最大の難関は営業でした。電話帳で、区内、都内、首都圏のラーメン店に手当たり次第に電話をかけ、納品依頼。少しでも脈があれば、サンプルを送り込んで値段交渉…。「心を込めて訴えました」と青木さん。最近は、奥さんの久子さんの実家がある秋田にも営業をかけ、大型スーパー8店舗への納品に漕ぎ着けました。「商品の質、やれば出来るの一念と緻密な戦略」が成功の秘訣とみました。
 長男・裕介さん(26)、咲未さん夫妻を含め従業員7人。6個200円、20個550円の生餃子、6個330円のシュウマイは、同社でのみ販売。


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