2019/01/01号
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第490号検索ホームページはこちら➡(http://www.city.adachi.tokyo.jp/shigoto/)物流資材の改善をお手伝いする会社 主に物流・流通の作業改善につながる商品開発を行っています。鈴木邦彦社長は、荷崩れ防止商品を作るメーカーに勤め、その経験を活かし、独立。合同会社を設立した際、区と東京電機大学の創業支援施設「かけはし」(千住旭町)に1期生として入居しました。雨天時の荷物の積み下ろし作業は大変 配送業者から「雨の時の荷降ろしが大変。何とかならないか?」という要望があり、荷物も作業員も雨に濡れないようにと考えたのが、このトラック用雨除け装置「カーゴタープ」です。トラックの扉を開けると、扉と荷室に傘を架け渡すように雨除けが開きます。荷降ろしや荷積みの作業のスペースを確保して、荷物を雨濡れから保護。扉を閉めると、雨除けは扉の内側に折り畳まれます。本体は、社長が手に持つような菱形からなる1枚のポリエステル生地。仕組みは、とてもシンプルで、片側扉の内側と、荷室入口にフックで引っ掛けてセットします。商品開発のヒントは現場にある! 鈴木社長は、今回のトラック雨除け装置「カーゴタープ」のほかに、過去にオリコン用保冷バックを開発しています。その時も夏場の商品配送作業を見て、軽くて中身がすぐに取り出せる保冷バックを思いつきました。「とにかく現場です。ヒントが一杯あります」と足立区 仕事産業平成30年度新製品・新事業開発補助金採択企業 公社ニュース平成31(2019)年1月号「これがDR工法で再生したルーフドレンです」と話す大谷社長バルーンを使い、DR工法でアラミド芯材を塗布するスタッフ「カーゴタープ」を手に鈴木社長「カーゴタープ」が開いた状態(DR=ドレンリニューアル工法)を開発しました。新工法でさらなる拡大へ! 区の新製品・新事業開発補助金の申請をし採択。特許も取得しました。大谷社長は、新工法で工事が出来るスタッフを増やし、協力企業とタイアップして全国展開していきたいとのことです。本木北町4-14 サンスカイウエサワ302☎6806-7803 http://78-dc.com/鈴木社長。商品販売へ 昨年(2018年)9月から、2t、4tトラック用に希望小売価格18,000円(税別)で販売を開始。この雨除け装置をきっかけに配送業者の職場環境が良くなればと話してくれました。広告の内容については各広告主へお問い合わせください。広告掲載のお問い合わせは「公社二ュースときめき」編集室まで ☎5244-7316新製品・新事業開発補助金とは新しい製品・技術・サービス等を開発または改良し、新たな分野への展開を図る事業者を応援するため開発等の経費の一部を補助するものです。セブンエイト流通コンサルタント合同会社排水機能をそこなわない新工法で排水口を再生給排水設備のリニューアル工事会社 ビルやマンションなどの給排水設備のリニューアル工事を主業務にしている会社です。大谷達裕社長は、港区の設備工事会社で修行した後、平成10年に創業。古い建物の給排水設備のリニューアル工事一本で歩んで来ました。従来の工法は集中豪雨に対応できない!? ビルの屋上やバルコニーなどに設置されているルーフドレン(排水口)は、防水層と雨どいを接合する役割がありますが、鉄製が多く、錆などで劣化、接合部が剥離し、防水機能が低下します。今までの再生工事では従来の古い管の中に新たな管を挿入する工法でしたが、その工法では内側に挿入する分、管が細くなるため、雨集水能力が低下し、最近の豪雨に対応できなくなりつつあります。テレビを見ていて画期的な新工法をひらめく! 大谷社長は、「古い管の内側に、高強度で薄い繊維を貼り付けられないか?」と考え、まずアラミドという高性能繊維を探し出しました。そして、それを筒状に編み、心材にして管に貼り付ける方法を探していたところ、テレビに出演していた、竹の塚にあるバルーン専門企業「エアロテック㈱」のバルーンを見てひらめき、早速相談。バルーン内に接着ボンドを混ぜたアラミドを注入し、管内で反転させて塗布し圧着させるという工法(株)大勝テック西新井2-1-18  ☎3856-2870http://daisho-tec.com/6トラック用雨除け装置を開発

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